店舗デザインに必要なのは「人間力」だと感じた

提案をさり気なく主張する会話力も必要

出店の始めの一歩 | イメージした店舗デザインをまるまる形にする | 提案をさり気なく主張する会話力も必要

デザイナーはわりと遠慮なく職人さんに意見を申し出たり、厳しいやり取りすることもしょっちゅうです。
やはり、クライアント様に直接対応するのは職人さんではなく私たちなので、本気度はものすごいです。
仕上がり間近でも、引き渡し間近でも、施工箇所を一つずつチェックしたりもします。
もちろん、必要があればやり直してもらったり、改善を要求したりします。
すべて完了すると、クライアント様と一緒に確認するのですが、この段階では不思議とそれほど緊張はしません。
毎回、仕上がりが本当に素敵なので、自信を持って引き渡しができる状態になっているからです。
クライアント様も、ほとんどの方が大満足という表情なのがいつも印象的です。
店舗デザインは、どれだけ高いデザイン力を持っていても、CGなどを駆使する高い技術を持っていても、やはりクライアント様の要望や意見をしっかり聞くことができなければ、優れたデザイナーにはなれません。
実際、デザインを上げて提案する段階で、自分の要望が反映されていないとクライアント様に言われたこともあります。
店舗デザインのデザイナーは、自分のイメージする店舗を作るのではなく、クライアント様のイメージを形にする技術を提供するというのが本当のところでしょう。
予算内に収めてくれるのであればすべて任せるというスタンスの方もいて、テイストだけを伝えるというシンプルな依頼も稀にありますが、ほとんどの場合は一緒に店舗を作っていく形になります。
必須なのは「人間力」だと私は強く思います。
コミュニケーションスキルはとても大切ですし、クライアント様の言う通りにするのではなく、こうした方がいいという提案をさり気なく主張する会話力も必要だからです。